整理収納コラム
Column
キッチンの片づけ【3】
2017.04.28
モノを置きたい、片づけたい場所は基本的に使う場所の近くです。
使うモノがそれぞれ適材適所に収納されていなければ、大きな収納スペースがあったとしても散らかりやすくなります。
床やダイニングテーブルに置きっぱなしにならないようにモノにも住所(指定席)を作りましょう。
シンクの下には水に関係するモノを収納
キッチンのシンクの下には味噌汁や煮物を作るときに使う鍋や、野菜や果物を洗ったり水を切るボウルやザルなど水を使って作業するモノを収納します。
また離れた場所に収納しがちな布巾やタオルも、料理や食器洗いをしながら替えの布巾がすぐに取り出せるシンク下にあるとストレスも軽減します。
スペースに余裕があれば、洗剤のストックや水回りで使う掃除品なども一緒に置くと便利です。
収納タイプに合わせて工夫を
扉のタイプは高さがあるので重ね置きができますが、重ねすぎると不安定になったり下になったものが取り出しにくくなります。
そこで排水管を避けるシンク下専用の収納棚を使うことで、高さを利用して空間を分割し、取り出しやすく使いやすい収納スペースにすることができます。
引出しタイプはスペース自体は十分広く、深さもありますが意外と乱雑になりやすく、収まりが悪い場合もあります。
引き出しを開け、上から見たときに全てのモノを見渡せるように仕切りやボックスなどをうまく利用しましょう。
大きな鍋などを直接置く時は、適度に間隔を開けて引っ掛かりがなく取り出せるように配置すると体に負担がかかりにくくなります。
調理する時の動線を考えて収納し、たくさんのモノをゆったりと出し入れしやすく収められるといいですね。
使用頻度や高さを考慮して定位置を決める
中腰や背伸びをしなくても手が届く場所(目線から腰高にある範囲)によく使うモノを収納することで動作がスムーズになります。よく使っているモノから定位置を決めていくと元に戻すことが簡単になり、片づけが面倒に感じなくなります。
アイテムが多いキッチンでも、ちょっとしたコツでいつも清潔な明るい場所になります。
wrote:整理収納アドバイザー 酒井朋巳
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整理収納アドバイザー
酒井 朋巳
- 1970年11月生まれ
- 整理収納アドバイザー1級
- 整理収納アドバイザー2級講座認定講師
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有限会社 マルヤス運送 運行管理者
運送会社の配車業務を中心に内勤を担当する傍ら整理収納アドバイザーとして活動
大学生の長男、高校生の次男の母親です。