整理収納コラム
Column
文具の整理
2017.06.23
家のあちこちから現れては消えていく不思議な存在、文具類。
「ここにあるはずのハサミがない!」「こんなにたくさんあるのに書けないペンばかり」など少しイライラする存在と感じている方もいらっしゃるかもしれません。
増えやすい文具類ですが、実は簡単にスッキリできるモノのひとつです。
全部集めてみる
文具は主にどこで使いますか?家族が集うリビングやダイニング周辺でしょうか。
例えばリビングで文具をよく使うご家庭の場合、リビングにある文具を全て出してきて一箇所に集めてみてください。ちなみに文具というのは手書きで文字や絵を書いたり計ったりするのに使うモノやその周辺の物のイメージ。ペン、ハサミ、のり、定規、スタンプなどの道具やメモ用紙、付箋など。
カンタン分類方法
文具っぽいなと思うものを全て集めたら分類してみましょう。
「書くもの」「切るもの」「くっつけるもの」「計るもの」「綴じるもの」「紙もの」
この他に筆箱などの容器、計算するための電卓やそろばん、印を押すためのものなどをお持ちの場合もあるかと思いますが、「何に使うものかな」と確認しながら分けてみてください。
必要な物だけを選ぶ
分類してみると、小さな山がいくつも並んでいると思います。
書くものも全部で10本程度ならいいのですが、数が多くなればなるほど何がどのくらいあるか分からず、いざ使いたいものがあっても選ぶのに時間がかかったり、ないと思って余計な文具を買いすぎてしまう原因になります。
「書くもの」もさらに種類で分けてみると、我が家に必要なものがどれくらいなのかを決める手がかりにとなりますので、少し面倒ですがテーブルの上や床の上に広げてしっかり分けてみましょう。頭で考えるだけではなく、細かく分けてみると1本1本がどうやって我が家に入ってきたのか、使いやすいもの、使いにくいもの、好き、好きじゃない・・・というのがはっきり見えてきます。
そしてとっておくべきか迷った時は「なぜとっておきたいのか明確に言えるものだけを選びましょう。何となくとっておくのはいつまで経っても引出しの奥に眠ったままになりストレスの素です。
どんな小さなものでも、使いきれる自信がないものはできるだけ持たない勇気を。
使い切ったら物は増えません。
私たちが使い切れる物の量は意外に少ないんですね。
wrote:整理収納アドバイザー 酒井朋巳
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整理収納アドバイザー
酒井 朋巳
- 1970年11月生まれ
- 整理収納アドバイザー1級
- 整理収納アドバイザー2級講座認定講師
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有限会社 マルヤス運送 運行管理者
運送会社の配車業務を中心に内勤を担当する傍ら整理収納アドバイザーとして活動
大学生の長男、高校生の次男の母親です。